復讐ストーカーゲーム1

 ――早い! 早過ぎる!


一体、何人で情報を入手しているんだ? 物凄いスピードじゃないか!


これは首になる人間がいても、おかしくない!


汗が流れ、緊張が走る。次々と書き記されていく情報に目が釘付けになっていた。


――コンコン、コンコン


「誰?」


「信ちゃん、お母さんよ。体調はどう? お父さんが早めに帰って来たから夕食にするけど、食べられそう?」


床に放ってある、四角いデジタル時計に目線を移した。蛍光色の緑が19時30分を示している。


――もうこんな時間か。焦っても良くない。まずは飯でも食うか。


「今すぐ、下りるよ」