「お客様。いえ、ご主人様。どうぞ、おビールで御座います」
雪乃と執事の格好をした店長が現れた。俺より少しだけ年上でイケメンのその顔は、余計に神経を逆撫でした。
2歳年上の家の兄貴を思い出す。俺と似ていない正反対の兄、秋雄を。
テーブルの上には2つのジョッキーが置かれていた。
「俺は苺の主人だ」
決して、嫌がらせをしてビールを欲張っている訳では無い。苺のご主人様でいたいだけだ。
雪乃と執事の格好をした店長が現れた。俺より少しだけ年上でイケメンのその顔は、余計に神経を逆撫でした。
2歳年上の家の兄貴を思い出す。俺と似ていない正反対の兄、秋雄を。
テーブルの上には2つのジョッキーが置かれていた。
「俺は苺の主人だ」
決して、嫌がらせをしてビールを欲張っている訳では無い。苺のご主人様でいたいだけだ。


