復讐ストーカーゲーム1

「ねえちゃん、また今度な」


空気を読んだ男は、一言声を掛け去っていった。


――チッ、終わりかよ。


自然と舌打ちを発していた。


仕方なく俺は、雑誌コーナーで立ち尽くす松田に声を掛けようと、レジカウンターから抜け出した。


「大丈夫ですか? 松田さん、立てますか?」


松田は両腕を交差し、体を震わせ、蹲っていた。


「東野さん、ごめん。ちょっとだけ松田さん休憩させるね。忙しいところ悪いけど……」


「仕方ないねぇ。早く帰ってきておくれよ? お昼は混雑するんだからね」