「ぶはっ!!」

あれから全力ダッシュして、
学校裏まできた。

「ごめんね!!美羽っち!!」

入学式はサボるつもりなかったんだけど.....。別に損はないしね。

「あははっ、疲れたねっ!!」

てゆーか、美羽っちになってるし!!
その時、草の所でガサッと音がした。

夏希はその音がした方へ行き、
「あれ〜、涼太またサボりぃ!?」

涼太って誰!?友達!?
ただでさえ、男子苦手なのにっ!!

「んぁ、夏希もこの高校だったなあ」

中学校以来の友達かなぁ??
二人...仲良さそう.....。

「あっ、紹介すんね。コイツは涼太。ついでに言っとくけど、女ったらし。」

「あ"??誰が女ったらしだ!?」

あ、キレた。二人の中の良さに、
思わす笑みがこぼれてしまう。

「で、ソイツ誰??」

はい?私ですか?

「あああ、あのっ、一年 三組 斎藤 美羽って言います!!」

はい出た、アガリ症!!
うわー、恥ずかしいよー。

「ぷっ、焦りすぎ。俺、藤井 涼太。よろしくな。お、けっこー可愛い。」

かっ、可愛いぃぃぃ??/////
アタシが!?なんで!?

「はい、女ったらし出ましたw」

夏希ちゃん、棒読みだ。

「んじゃ、女ったらし辞める。おれ、ソイツ惚れさせるから。」

な、何を言ってるの!?

「そーゆーとこ初めて見た!!
美羽、ふぁいてぃん。」

えぇーっ!?