先生はあんぐりと口をあけていた。 だって、椿くんが解いてる問題は高2の問題だったから。 まさか中2には解けないだろう、と先生がイジワル問題で黒板にかいていたのだ。 「はい、できた」 わずか2分足らずで高2の問題を解いてしまった椿くん。 真剣に黒板に向かっていた椿くんを不覚にもカッコイイと思ってしまった。