「椿くん、どこ行ってたのよぉ? アタシらとお昼食べる約束してたじゃんかぁ~」 私が教室にもどると、椿くんは、少しハデめな女子に囲まれていた。 「あ~。 ごめんね~。 すっかり忘れてたよ~。」 王子様スマイルで軽く受け流した。 「明日はアタシらと一緒に食べてね?」 「....ごめん。 それもムリなんだ」 もしかして....、私と食べるから、断ってる...?