涙が出てきた。 .......ダメだ。 最後くらい笑わなきゃ。 涙をふいて、病室のドアをあけた。 「椿くん、大丈夫....?」 「あぁ。 大丈夫だ」 椿くんが向けてくる笑顔に泣きそうになる。 「椿くん.....、大事な話があるの....」 「大事な話.....? なんだ?」