ピーーーーーとタイマーの音と同時に試合が始まった

先制点をとったのは西陽中だ

まだ、大丈夫と思いつつも時間がたつたびに点差がどんどん開いていく


そして、42ー60だ、18点差がついた

でも、決して先輩はあきらめず戦っている

ううんあきらめずになんかじゃない
私たちの先輩は諦めたりなんかしない自分達の力を絞り出して戦っている

だから、私たちも精一杯応援しよう

そう思ったとき


西中のるみ先輩のスリーポイントより離れたところからうったボール
るみ先輩はシュートがうまくて手首のスナップの使い方がうまいからシュートがよく入ると先生が言っていた

その先輩がうったボール

たぶんみんな同じ気持ちだったと思う''どうか入って!!''


その時、バーーーーッン

すぐさまゴールに目をやると

ボールがネットのなかを潜っていた

「きゃああああ!!!」

それと同時に先輩と私たちの喜びの叫びで会場が包まれた