「俺は衣食住のことは全部自分の金でやるって決めてんだよ。」



「そ、そうなんですか…まぁでも私はも大豪邸に住むよりかは普通に住宅街の一角のマンションのほうが暮らしやすい気がしますよ。」


「フンッ、まぁお前はそんな感じだよな」



馬鹿にしたように水野さんが笑うが否定はできない。





「…まぁ、そういう話は家でゆっくり話してくれよな。俺たちはもう帰るぜ。」


早乙女さんが割って入ってくる。



「あ、あぁ、すまない。じゃ、今日は助かった。またな」



「うん。じゃあまたね、おやすみ花音ちゃん」


「花音ちゃ-ん!ばいば-い!」


「Zzz……」



「あっ、はい!おやすみなさい!」


中本さんはぐっすりだったが



そのまま車は急発進して夜道へ消えて行った…