その口から出た言葉は意外なものだった 「条件…?」 「そうだ条件だ。今からいうことはビジネスだ。よく聞け。」 (ビジネス…?) なにがなんだかよくわからないがとりあえず聞くことにした。 「アンタは自分のドジで俺の『black lily』のしかもオーダーメイドのスーツを汚した」 「…はい」 先ほどの事故が嫌というほど鮮明に脳裏によぎる 「アンタはおそらく学生だ。とてもじゃないがこんな高価なスーツを弁償などできる経済力がない」 「…はい。」 「…これは弁償しなくてもいい」