理由を聞きたくても何せ英語が話せない。
途方に暮れていると、また外国人のほうから口を開いた。
「 Hmm.. well. My name is Ken. We have met each other ten years ago. Do you remember me?(んー…わかった。俺の名前はケン。俺たちは10年前にすでに会ってるんだ。俺のこと覚えてない?)」
彼は、英語がわからない花にも聴きやすいように、ゆっくりと一語一語丁寧に話した。
とりあえず名前は"ケン"だということはわかったが、後半が上手く聴き取れずよくわからない…。
よくわからないけど質問されているようだったので首を傾げる。
今の花にはボディーラングエッジで対応するのが精一杯だった。
「"No" huh? I was looking forward to see you again..(ノー、かな?また君に会えるのを楽しみにしてたのに…。)」
とボソボソ残念そうに呟いたあと、仕切り直してまたゆっくり花にも聴き取れるように話し始めた。
「OK, Nice to meet you again Hana. You will see me tomorrow at school. See you again.(よし。また会えて嬉しいよ、ハナ。明日学校で会うことになるから。またね。)」
チュ。
…!?
今の頬の感触は…!?
ケンは言い終えると花の頬に挨拶としてキスをした。そして満足気にその場を去って行った。
知らない外国人にほっぺにチューされた!!!!
嘘でしょ!?
花がしばらく真っ赤になりながら放心状態になったのは言うまでもない…。
