ノスタルジア~喫茶店を訪ねて~

 いつもあのときのことを、思い出す。私の書いた願いは、正しかったのだろうか。
 埃っぽい部室の、窓を開けた。熱気と共に、風が入ってきた。
止まっていた時間が、動き出す。
 山積みにおかれていた、ダンボールから、はみ出していた白い封筒が、足元に落ちてきた。
 私は、それを拾うと、体中の震えが止まらなくなった。
先生の直筆の手紙。宛名は、私田村直子。
 目頭が熱くなってきた。