私は彼に愛されているらしい2

「あれも結構優越感だぞ?完全に俺のテリトリーの中へ収まってるからやりたい放題って感じ。」

「やりっ…!?」

いつになく暴走気味な大輔の行動や発言に危機感を覚えた有紗はとっさに逃げようと体を起こそうとした。

しかしそれはあっさりと大輔に阻まれ、今度は壁ではなくベッドに押さえつけられる。

これはヤバイ。

緊張と少しの期待で体温が上がっていくのが分かる。

「今も優越感。俺の物って感じ。」

言葉が詰まって何も出てこない、心拍数がどんどん上がって息が苦しくなってきた。

目を逸らしたいのにそれが出来ないのはすっかり大輔に捕らわれてしまっているからだろうか。

「やっと手に入れることが出来た。」

大輔の視線が熱い。

「…お待たせしました。」

「全くだよ。」

そう言って合わせたおでこはどこか恥ずかしさを紛らわすよな照れ隠しに感じて笑ってしまう。

再び体を離して見下ろす形になった大輔に有紗は両手を広げてみせた。

「どうぞ?」

特に何とは明かさない、それでも大輔には伝わる気がして有紗は微笑んだ。

最初は目を丸くした大輔だがすぐに意地悪な笑みを浮かべて顔を近付ける。

「それではお言葉に甘えて遠慮なく。」

重なった唇を合図に始まった2人の時間は甘く柔らかい秘密の空間。

有紗は大輔の、大輔は有紗の心を感じながら2人はしっかりとその手を繋いだ。


***私は彼に愛されているらしい2