自嘲気味に笑う沢渡は有紗の言葉を少しも受け取ろうとしていないようだった。
それには少し困り有紗も苦笑いをする。
伝えるべきかと眉を下げてカバンを見つめた。
「…こんなこと言うのもなんですけど。私かなり警戒してたんですよ。男の人と2人になるんですから。」
「警戒?」
「はい。こんなの用意していたり。」
そう言いながら有紗がカバンの中に手を入れる。
何をするのか沢渡も気になって有紗の手元に注目した、しかし次の瞬間彼は開いた口が塞がらない程の衝撃を受けたのだ。
「えっ…これ!?」
「はい。」
「えー…?」
有紗がカバンから取り出したものは可愛らしいキャラクターが付いた防犯ベルだった。
いざとなったらここを抜くつもりだったと言わんばかりにピンに指をかけてみせる。
「それって変質者とか犯罪者用でしょ?ちょっとー…。」
明らかに落胆してステアリングに頭をぶつけ、その衝撃で静かな夜にクラクションが短く鳴り響いた。
「ダサイ。」
自分自身に呟いて沢渡がだんだんと掠れていくのが分かる。
「…え?駄目でした?」
「キツイでしょ…マジでへこむ。」
「それは…すみませんでした。」
それには少し困り有紗も苦笑いをする。
伝えるべきかと眉を下げてカバンを見つめた。
「…こんなこと言うのもなんですけど。私かなり警戒してたんですよ。男の人と2人になるんですから。」
「警戒?」
「はい。こんなの用意していたり。」
そう言いながら有紗がカバンの中に手を入れる。
何をするのか沢渡も気になって有紗の手元に注目した、しかし次の瞬間彼は開いた口が塞がらない程の衝撃を受けたのだ。
「えっ…これ!?」
「はい。」
「えー…?」
有紗がカバンから取り出したものは可愛らしいキャラクターが付いた防犯ベルだった。
いざとなったらここを抜くつもりだったと言わんばかりにピンに指をかけてみせる。
「それって変質者とか犯罪者用でしょ?ちょっとー…。」
明らかに落胆してステアリングに頭をぶつけ、その衝撃で静かな夜にクラクションが短く鳴り響いた。
「ダサイ。」
自分自身に呟いて沢渡がだんだんと掠れていくのが分かる。
「…え?駄目でした?」
「キツイでしょ…マジでへこむ。」
「それは…すみませんでした。」



