接続する用のブラケットを設計したところまでは良かった。
問題はその先にある。変更点を相手に伝えずに図面提出の期日を迎えそうになっている事、その寸法によって相手側が設計変更しなければいけなくなったこと、部品会社への連絡は型費が間違っていたこと、積み重なるミスによって周りに余計な仕事と負担を与え上司にも迷惑をかけてしまった。
「最近様子がおかしいとは思っていたけど、どうした?これじゃ提出が間に合わない。相手が気付いてくれたから良かったものの、このまま行っていたら多額な損害になったかもしれないぞ。信用問題もだ。」
「はい。」
東芝やチーフを飛ばして車両統率者である課長が有紗に問いかけた。
間違いを指摘されて有紗自身もようやく気付いた失敗にまだ気持ちが落ち着かない。確かに何度も見返したはずだ、しかしそれは何も反映されていなかった。
自分がしたことなのに信じられないのだ。
あれだけやったのにどうして、動揺する気持ちが震える拳を作っている。
信じられない思いが表情と態度に出ているのか、有紗の様子を見て課長はため息を1つ零すと机の上の間違えた書類を見つめた。
「近頃ミスが多いと…再三、注意を受けていたらしいな。」
その言葉に肩を揺らす。
「…はい。」
確かに課長の言うように、私生活の心の乱れは見事に仕事に影響を及ぼし細かなミスを連発していたのだ。
「この件に集中して他の仕事は東芝か吉澤に任せろ。話は通してある。…今のお前は使い物にならん。」
他の仕事、それは図面修正しか残っていない状態だったが量が少しあったと有紗は目を曇らせた。
人に任せるには辛い量だ、あれをやってこそ図面提出の最終段階だと言えるのにそれに触らせてもらえないなんて。
「…はい、分かりました。」
問題はその先にある。変更点を相手に伝えずに図面提出の期日を迎えそうになっている事、その寸法によって相手側が設計変更しなければいけなくなったこと、部品会社への連絡は型費が間違っていたこと、積み重なるミスによって周りに余計な仕事と負担を与え上司にも迷惑をかけてしまった。
「最近様子がおかしいとは思っていたけど、どうした?これじゃ提出が間に合わない。相手が気付いてくれたから良かったものの、このまま行っていたら多額な損害になったかもしれないぞ。信用問題もだ。」
「はい。」
東芝やチーフを飛ばして車両統率者である課長が有紗に問いかけた。
間違いを指摘されて有紗自身もようやく気付いた失敗にまだ気持ちが落ち着かない。確かに何度も見返したはずだ、しかしそれは何も反映されていなかった。
自分がしたことなのに信じられないのだ。
あれだけやったのにどうして、動揺する気持ちが震える拳を作っている。
信じられない思いが表情と態度に出ているのか、有紗の様子を見て課長はため息を1つ零すと机の上の間違えた書類を見つめた。
「近頃ミスが多いと…再三、注意を受けていたらしいな。」
その言葉に肩を揺らす。
「…はい。」
確かに課長の言うように、私生活の心の乱れは見事に仕事に影響を及ぼし細かなミスを連発していたのだ。
「この件に集中して他の仕事は東芝か吉澤に任せろ。話は通してある。…今のお前は使い物にならん。」
他の仕事、それは図面修正しか残っていない状態だったが量が少しあったと有紗は目を曇らせた。
人に任せるには辛い量だ、あれをやってこそ図面提出の最終段階だと言えるのにそれに触らせてもらえないなんて。
「…はい、分かりました。」



