言われていることの意味が分からず疑問符を繰り返していると東芝は盛大なため息を吐いて、ついにペンを机に置いてしまった。
その様子に少し緊張するが、背もたれに肘を乗せて向き合った東芝の表情はそれほど悪いものでないことに気付いてホッとする。
「さっきの続き、変なこと持田さんに吹き込んだのは沢渡だろ?」
「すごい、なんで分かったんですか?」
「あいつがやりそうなこった。」
「あいつって。」
呟き加減だったが確かな悪態が耳に入り有紗は思わず復唱してしまう。
確か年は同じか沢渡の方が上だった筈だ、しかし仕事の役割でいくと確かに東芝の方が上に立っていた。だからといってこの見下すような言い方はいつもの東芝以上に棘がある。
そう言えば2人が話しているところなんて見た覚えがないし、仲良さそうにしている姿も想像できにくい。
嫌いなのだろうか。
短い時間にそこまで考えると有紗の思考は次の東芝の言葉で終止符を打った。
「持田さんが俺を信用してくれてるのは知っている。…多分、信頼もしれくれているだろうしね。」
「はい。尊敬も感謝もしています。」
気持ち少し言いにくそうにした東芝の言葉に有紗は間髪入れず、なおかつはっきりとした声で肯定の声を出す。
信頼だけじゃない、東芝に対してはそれ以上の思いが強く有紗の中で育っているのだ。
まっすぐに東芝を射抜く眼差しにはさすがの東芝も恥ずかしかったようで若干照れくさそうに視線を逸らす。
「まあ、その気持ちをくれる分にはこっちとしても悪くないよ?俺の下で必死に学んで頑張っていることは認めてるし、成長しているのも分かる。」
ありがとうございます、その言葉をここで言うのは違う気がして有紗は頷くだけに留めた。
この前置きから考えられるのは次に指導が来るということだからだ。緊張感を持って口元に力を入れると有紗は東芝の次の言葉を待った。
その様子に少し緊張するが、背もたれに肘を乗せて向き合った東芝の表情はそれほど悪いものでないことに気付いてホッとする。
「さっきの続き、変なこと持田さんに吹き込んだのは沢渡だろ?」
「すごい、なんで分かったんですか?」
「あいつがやりそうなこった。」
「あいつって。」
呟き加減だったが確かな悪態が耳に入り有紗は思わず復唱してしまう。
確か年は同じか沢渡の方が上だった筈だ、しかし仕事の役割でいくと確かに東芝の方が上に立っていた。だからといってこの見下すような言い方はいつもの東芝以上に棘がある。
そう言えば2人が話しているところなんて見た覚えがないし、仲良さそうにしている姿も想像できにくい。
嫌いなのだろうか。
短い時間にそこまで考えると有紗の思考は次の東芝の言葉で終止符を打った。
「持田さんが俺を信用してくれてるのは知っている。…多分、信頼もしれくれているだろうしね。」
「はい。尊敬も感謝もしています。」
気持ち少し言いにくそうにした東芝の言葉に有紗は間髪入れず、なおかつはっきりとした声で肯定の声を出す。
信頼だけじゃない、東芝に対してはそれ以上の思いが強く有紗の中で育っているのだ。
まっすぐに東芝を射抜く眼差しにはさすがの東芝も恥ずかしかったようで若干照れくさそうに視線を逸らす。
「まあ、その気持ちをくれる分にはこっちとしても悪くないよ?俺の下で必死に学んで頑張っていることは認めてるし、成長しているのも分かる。」
ありがとうございます、その言葉をここで言うのは違う気がして有紗は頷くだけに留めた。
この前置きから考えられるのは次に指導が来るということだからだ。緊張感を持って口元に力を入れると有紗は東芝の次の言葉を待った。



