「実は、プロポーズされました。」
「きゃー!!」
息を吸う一瞬の間をおいて2人は歓喜の叫びを同時に発する。
「きゃー!アカツキ、きゃー!」
「凄いじゃないですか、みちるさん!おめでとうございます!」
興奮する二人を前にみちるははにかみながら笑みをこぼした。
幸せそうな、満ちた表情に有紗と舞の気持ちも満たされていく。
「ありがと。本当は少し前に軽くされてたんだけど…改めてしてくれたんだ。」
「少し前に軽く!?ちょっと、聞いてないよ!?」
みちるの言葉に噛み付いたのは言うまでもなく舞だったが、慣れたみちるは笑うだけで特にひるむ様子も見せなかった。
「あはは。何だか言うのもなって。ほら、仕事も図面提出とかで忙しかったじゃないですか。」
「ええー。」
「それに、軽くなんでどう捉えていいかも分からなかったし。」
その時のことを思い出しているのか、視線を宙に上げて眉を上げながら肩を竦める。
確かな衝撃はあったものの、みちるの中でそれを約束として受け止めるには自信が無かったのだ。
「で、もう1回してくれたの?」
「はい。信じてないでしょって言ってきたので頷いたら。」
また幸せそうに微笑むみちるは今までに無いほど満ち足りている。
膝の上に置かれたままの食べかけのサンドイッチを手にしては放す、落ち着かない気持ちは抑えきれない嬉しさを表しているようで有紗は素直に羨ましかった。
こんなみちるは今まで見たことが無い。
相手はあの竹内アカツキだ。
「きゃー!!」
息を吸う一瞬の間をおいて2人は歓喜の叫びを同時に発する。
「きゃー!アカツキ、きゃー!」
「凄いじゃないですか、みちるさん!おめでとうございます!」
興奮する二人を前にみちるははにかみながら笑みをこぼした。
幸せそうな、満ちた表情に有紗と舞の気持ちも満たされていく。
「ありがと。本当は少し前に軽くされてたんだけど…改めてしてくれたんだ。」
「少し前に軽く!?ちょっと、聞いてないよ!?」
みちるの言葉に噛み付いたのは言うまでもなく舞だったが、慣れたみちるは笑うだけで特にひるむ様子も見せなかった。
「あはは。何だか言うのもなって。ほら、仕事も図面提出とかで忙しかったじゃないですか。」
「ええー。」
「それに、軽くなんでどう捉えていいかも分からなかったし。」
その時のことを思い出しているのか、視線を宙に上げて眉を上げながら肩を竦める。
確かな衝撃はあったものの、みちるの中でそれを約束として受け止めるには自信が無かったのだ。
「で、もう1回してくれたの?」
「はい。信じてないでしょって言ってきたので頷いたら。」
また幸せそうに微笑むみちるは今までに無いほど満ち足りている。
膝の上に置かれたままの食べかけのサンドイッチを手にしては放す、落ち着かない気持ちは抑えきれない嬉しさを表しているようで有紗は素直に羨ましかった。
こんなみちるは今まで見たことが無い。
相手はあの竹内アカツキだ。



