あの日のメロディ...


「はい、楽譜これだよ〜ッ!!次の定期演奏会に出てもらうから頑張って練習してね〜!!」


ノーテンキな先生だなぁ.....。


「あッ、振り分けは2人で考えちゃって大丈夫ッ!!じゃ、ちょっと練習しててね」



そーいうと先生は今いるピアノ教室から出て行った。




一清と2人きりになる...。


「叶愛」




「...ん?あ、何でしょうか?」


「プッ...なんで2人きりなのに敬語?...笑えるッ..」



「へ?でもこないだ、大学では敬語使えって怒鳴られたような?」



「人前だったからに決まってんじゃん...////」



一清の頬は心なしか赤かった。