夢を....見た。



「ねぇ、叶愛?」


私が顔をあげると一清がいた。


「一清ッ!!いつの間に起きたの!?身体は大丈夫?」


「ごめん、叶愛...。俺、先にいかないといけないんだ。」


「ねぇねぇ、どこに行くの!?ねぇってば!!」


「....。それは教えられないな...。ねぇ、叶愛は俺の奥さんになって良かった?こんな...こんな俺の奥さんで..」



「良かったに決まってるでしょ!?なんでそんなこと言うの!?当たり前よ」


「そっか...安心した..。これで安心していけるよ...」



そこで私は目を覚ました。




その瞬間、ピーと病室に警告音が響く。

心拍数が0になっているのが見える。





私は驚いて医者の先生を呼び、最善を尽くしてもらったが、一清は死んでしまった。




そっか...夢のなかでのいくっていうのは...天国に逝くって意味だったんだ...。