さっき掛かってきた電話、出ることが出来なくて、それはすぐに留守電サービスに繋がった。 聞こえてきた声に、心臓がドクンと大きく跳ねた。彼が、ここにやってくる。 次に掛かってくる電話が、会うか会わないかを決める電話になる──・・・怖い。 降りしきる雨に沈む街の中、今、彼がここに向かっている。