「かな自身が夢が分からないって言ってる位なんで…」


「そうだな。でも、まずは流されて行かないようにちゃんと支えてやらないとな」


HIROが今後の花奏に関してどう考えているかはまだ分からないが、自分がきっかけで花奏を東京に引き留めている限りしっかり支えてやらなければならないと思うTAKAHIROだった。


そんな会話が交わされているとは知らず、メンバー達と盛り上がる花奏。


ウサ「かなちゃん、今度ピアノ聞かせて」


かな「はい、私のピアノで良ければ」


マキ「ちょっと。うっさん、抜け駆けなしで。俺も聞きたいなあ」


マツ「よしっ、じゃあ、二軒目はピアノがある店行こ」


とりあえずは、花奏がメンバー達と楽しそうにしている姿を見て、ホッとするTAKAHIRO。


HIROに言われた言葉は、しっかりと胸にのし掛かった。