「かな、お先」


TAKAHIROが風呂上がりに髪を拭きながらリビングへくると、花奏の姿が見えない。


「ん?かな」


ソファの後ろからのぞき込むとすやすやと眠る花奏がいた。


「お疲れさんだな」


慣れないことだらけで、疲れきってしまったようだ。


花奏の寝顔を見つめるTAKAHIRO。


今ここに花奏がいることが夢のように感じる。


明日も明後日も目が覚めたら花奏がそばにいる。


嬉し過ぎて今夜は眠れそうにないTAKAHIROだった。