…でも、 苗字が違う。 でも顔はそっくり。名前も同じ。 歓声をあげるクラスの女子の中で 私は動揺を隠せなかった。 「んじゃ楢崎の席、そこな。」 ボーッとしていると、 いつのまにか私は女子に睨まれていた。 え? よくみると、私の隣の席は1人分空いてる。 まるで転校生を待っていたみたいに。 「…あ、はい。」 そう言って楢崎は私の隣へ座った。 こわいこわいこわい。 女子の目線。 神様……… これが何もかもの始まりだったのですか? 私はこれほどまでに ひどい事をしましたか?