side夢亜

今は、誰の顔も見たくない。


今、私はどんな顔してるんだろ?


前みたいにうまく笑えるようになるのかな…


小さい頃の私はなんで入院しているのかが、わからなかった…


私が8歳の時に親に教えてもらった。

たぶん、その時から本気で笑う。
お腹を抱えて笑う事なんてできなくなった。


病気のことでさえ、ショックなのに、
余命宣言までされるなんて…


はぁ~
私は、生きている意味があるのかな?


一層このまま消えたい。



小さい頃からのお気に入りの場所【ベンチ】
にいつの間にか私は来ていた。



何かあったらいつもここに来ていたっけ…


あれ?さっきまで全然平気だったはずなのに、

涙が止まんない。


どうしたんだろ?私…


止めようと思っても止まらない。



もうだめだ。


そう、思ったとき私の元に光が射したんだ。


そう、それが君との出会いだった。