はじめからおわりまで

正門の前で、どちらかともなく手を離す。

つなぐ前は、離したいって思ってたのになあ。


自分の気持ちの変化に頭がついていかない。というか、信じたくない。


「ゆなちゃん、また明日の朝ね」


「うん」


素直な返事に気を良くしたのか、私の髪を撫でる。


「いいこ、いいこ」