「待て、とりあえず質問に答えろ。なんでここにいるんだ?」 私は閉じた目を開き、首をかしげながら彼を見る。 「だってここは私の部屋だもん」 「……」 「……?」 「もしかして、お前が【陽】?」 え?なんで知ってるの?私のハンドルネーム。 も、もしかして……! 「和希くんが【sakura】!?さくらって桜井和希(さくらいかずき)の桜?!」 「じゃあ【陽】は佐々木陽菜(ささきはるな)の陽か……」