【完】るーむしぇあ。

私は少し迷ってから、できることがないか聞いてみる。


「大丈夫、ありがとう」


返ってくると思っていた通りの返答を聞いて、私も「また来るね」と同じ言葉を言って病院を出た。


家まで歩いて1時間くらいかなぁ。

病院は丘の上の方にあるから、帰りはずっと下り坂。


ポツポツと立っている外灯の明かりと何個か見える星の明かりを見つめながら、ずっと考えていた。

本当に私にできることはないかって。



和希くんはあの後、集中治療室のすぐ近くにある家族が待機する部屋にいるって言ってた。

きっとしばらくいるんだよね。


……あ、だったら着替えとかタオルとかあった方がいいかも。