【完】るーむしぇあ。

電話を切った私は、カフェの中の2人に事情を説明してからすぐにバス停へと走った。


○○大学病院……この辺りで1番大きな病院だ。


バスの窓から見える景色は、ごく普通の夏の1日。

だけど私は非日常な出来事に出会おうとしている。

……綾香ちゃん、どうか無事でいて!!


いつもは気にならない赤信号の長さや、幾度も止まるバス停が私を焦らせる。


早く。
早く。


すぐだと思った道のりなのにとても長い。


「○○大学病院前です」


運転手さんが告げてバスが止まると、私は走って病院へと駆け込んだ。