すっかり夜になってしまったし、和希くんも疲れてるだろうから外食を提案したんだけど……「金の無駄」と一蹴されてしまった。

さすが節約の鬼。


「スーパー寄って帰ろっか。佐々木は何が食べたい?」


「ハンバーグ!!」


……はっ!!いや、私、ハンバーグ!!とか元気に言ってる場合じゃないでしょ。


「あの、私作ります」


「え、いいって。ほんとに」


和希くん、なぜ本気で慌てるのですか……。


「じゃあ、お手伝いする」


それならいいよってことで、私たちはスーパーへ向かった。