「もしかして、佐々木陽菜さんかな?」 「え?!はい、そうですけど」 なんでこの素敵なおじさまに名前を知られているのでしょうか? 初対面のはず……だよね? 「パパ、佐々木さんが驚いてるわ。ちゃんと説明してあげないと」 おじさまをパパと呼んだ声は風花ちゃんのものではなく、木下美波のものだった。 「ええ?!パパってことは……」 木下美波は少し得意げに、だけど少し照れくさそうに微笑む。 「パパがこの病院の院長なの」 な、な、なんですと?!