【完】るーむしぇあ。

視界がクリアになっていくにつれて、余計に状況が飲み込めなくなってきた。


わかったのは、まず自分がベッドに寝ていること。

ベッドのすぐそばに和希くんがいること。


わからないことは、ここはどこなのか。

なぜここにいるのか。


「バスケの途中で倒れたんだよ。寝不足と疲労じゃないかって」


「倒れた?私が?」


半分起き上がりかけたけど、眩暈がして元の位置に戻った。


「ほら。わかっただろ?いいからちょっと寝てて」


和希くんが立ち上がって、ずれた布団を掛け直してくれる。