【完】るーむしぇあ。

勢いよく走って、教室のドアの前で急ブレーキ。

先生は……来てない!


「セーフ!!」


私は安堵のため息をつく。

その瞬間、コツンと頭に衝撃が走る。


「痛っ?!」


「佐々木、セーフじゃなくて、ギリギリセーフだ」


「先生……出席簿の角は痛いです……」


いつの間にか後ろに立っていた先生に無表情で見下ろされたので、とりあえず笑顔を作ってからダッシュで席についた。


先生からの連絡事項を聞いてから体育館に移動する。



美雪と葵が私の隣にいる。

いつものことだし、いつもの会話だけなのに何だかとても安心した。