【完】るーむしぇあ。

ふと窓の外に視線を送ると、いつもの喧騒が広がっていて、その空気を思いっきり吸い込んでから窓を閉めた。


最初の授業は体育。

しかもたしか大好きなバスケだったはず。


「よしっ!!3ポイントシューーーート」


目の前にあった紙くずを、勢いよくゴミ箱に投げ入れたら――


ガコン


……ゴミ箱のふちに当って、紙くずは力なく下へ落っこちた。


ドンマイ、陽菜。


ちゃんとゴミ箱まで歩いて行ってからゴミを捨てると、ふと腕時計が目に入る。


「え?!時間やばっ」


早く来たはずの私は、チャイムを背に校舎内を全力疾走することになった。