「──ちゃ……はるちゃん……陽ちゃん!!」 「うわっ!!はいっ!!」 きょろきょろと周りを見渡すと宿の前だった。 「ちょっとここに座ってて。先生とか部長に言ってくるから」 そう言って大ちゃんはベンチに私を座らせた。 「あの、ありがとう」 私、軽い方じゃないのにここまで背負って歩いてくれたなんて、本当に申し訳ない。 発言と見た目軽いけど、やっぱいい奴なんだな。 「そういや、陽ちゃんって意外と胸あるん──」 「うっさい!!!!早く行け!!」 前言は撤回してゴミ箱に捨てておくことにした。