【完】るーむしぇあ。

一応、立ち上がろうとは試みるけど……痛くてとても立てない。


周りをもちろん誰もいない。

ここは道と言っても、木に囲まれた細い道。

休憩時間が終わったのか、楽器の音は少しだけ聞こえる。


あ、そうだ、携帯……は置いてきたっぽい。


和希くん、助けてーなんて言ったら助けに来て……くれるなんてことも期待できないし。



やばいよ。ここに来るって誰にも言ってないし、このままじゃ私──


「死ぬっ」


「死にはしないんじゃない?とりあえず」


「へ?!」