【完】るーむしぇあ。


「あのー、佐々木さん?」


横に座っていた先輩は、ちょっと驚いた様子で私の方を見ている。


「先輩!肝試しってどういうルートなんですか?」



────と、いうわけで教えてもらったルートを歩き始めたわけだが……

すでに木のトンネルみたいになってて薄暗い。


休み時間内に戻るために、私は少し急ぎ足で森の中の細い道を進む。


時間がないから急いでるわけで、決して怖がってるわけじゃないんだからねっ!

とか自分に言い聞かせて進むと、先輩の話通り、チェックポイントの小さな神社が見えてきた。


赤い鳥居が少し朽ちていて、すでに不気味。


昼間だったから耐えられたけど、これ、夜は相当難易度高い場所(陽菜基準)だわ。