「曲想を表現するのは得意だろ?」 やっぱり和希くんは優しい。 きっと励ましてくれてるんだよね。 「ありがと」 「……じゃあ、俺はもう寝るからおやすみ」 「うん、おやすみ」 ねえ、大ちゃんは怒る?作戦はどうしたって。 だけど、今はこの優しさを受け止めたかった。 少し不器用で、誰よりも優しい言葉を、今だけは私のものにしておきたかった。 私にgiocosoと書き加えるのはそう、いつだって彼だけだから。