「全然まったくつきあって──」 「あ、陽ちゃん!ここにいたんだ」 おい、笹岡大地。 なんてタイミングで現れるんだ。 「一緒に練習しようって約束してたよね?してたでしょ?」 目が怖い。目が怖い……。 「あ、うん、ああ、はい……」 ずるずると引きずられるようにして、和希くんとの距離が開いていく。 付き合ってないって言えなかったけど、誤解されてないかな?されたよね……。 作戦と言えど、辛い。 愛の試練は厳しいわ。 和希くん、私はいつだってあなただけが好きです。