【完】るーむしぇあ。


「何で苦手なのにホラーなんて見てるわけ?」


「……特訓なんだも゛ん゛!!」


「ちょ……泣くほどかよ」


あまりの恐怖に耐えられず、私は半泣き。

呆れた表情で私を見下ろす和希くん。


「肝試しあるんだもん」


「……合宿の肝試しのこと?そのために?」


コクコクと私が頷くと、和希くんはしばらく肩を震わせて笑いを堪えていた。



わ、笑うなら堂々と笑ってくれればいいのに……。


恥ずかしさもあって、私はちょっと頬を膨らませて、そっぽを向いてみた。