「…―――うわっ陵!?」 勉強に気を取られていたら、突然背中にずっしりと体重が掛けられた。 と同時にふわりと甘い香りが鼻孔を刺激する。 「お、重い……」 本当は別に重いとも感じなかったけど、心臓がドキドキうるさいから何とか隠そうとした。 「何で無視すんの」 「……えぇ、あ……うん。なんでだろ」 なぜか声が震える俺。 陵の甘えるような声が耳の奥にまで響いて、首筋に吐息がかかる。 はは……死ぬわ。 陵の腕は首に絡まってるし背中は完全密着だしで俺、大ピンチ。