「何が悲しくて課題なんかやらなきゃいけねーんだよ」
「いや、一応生徒の為だし」
陵は舌打ちして立ち上がると窓の前で立ち止まる。
「授業やってんだから余裕だろ」
背後から聞こえる文句に苦笑い。
確かに遊びに来てまで勉強なんてしたくないけど。けど!
せっかく陵母が言ってくれたこと(宿題先にやりなさいよー)に文句が言えるわけもなく。
だから俺は否定も肯定もしなかった。
「雨降りそうだぞ」
「………」
俺、無視。
いつも振り回されてるからやり返しと諦めの期待を込めて無視してやった。
こうすれば勉強に戻るかなと。
だが、その考えは甘かった。



