【BL】続*純と愛の青春ライフ




余裕なフリしてそう言うと、瑞希は素っ気なく目線を下げた。



「嫉妬したらいけないのかよっ……」





はっきり言って可愛すぎる。


男のくせに可愛いってどういうことだよ。



照れ隠しなのか拗ねているのか、俺から距離を離していく瑞希をいじめてみたくなる。



「お前さ、そういう可愛いことしてっと我慢できなくなるから止めとけ」



「……え、意味が分からないんだけど」


「襲うぞって言ってんの」


「…――ッ!?」




瑞希の顔が真っ赤になったのは言うまでもない。


いつの間にか瑞希は俺の隣にいて、バスが来るまで結局何も話さなかった。