瑠「じゃな。」

と、足早に帰った。

疲れたー!

プルルルルル「もしもし?」

渉「もしもし、零矢(れいや)?迎え頼む。」

零「わかりました。御嬢。」

渉「その御嬢っていう呼び方やめてくんない?私は財閥の跡取りじゃないんだから。」

零「いえ、笠山財閥のご令嬢ですから。それに笠山組の嬢ですから。」

渉「まぁ、組の嬢ではあるけど…」

零「そうこうしてるうちに、御嬢、学校の近くにつきましたよ?」

渉「はっ?あんた喋りながら運転してたの?」

零「違いますよ。聖矢(せいや)が運転してるんですよ。」

…零矢腹黒だな。