それからしばらくの沈黙があってみんなの視線が私のほうに向いた
いつもふつうにしゃべってる相手なのに改まると緊張するよ……
「りんりんがんばってっ!!」
隣のかっけがこそっとつぶやいた
「………えっと…………」
なに話せばいいんだろう??
ぜんぜん考えてなかった
改まってしゃべらなきゃいけないけどでもいつもどおりでいいよね??
「まぁ私を日本一のマネージャーにしてるれるって言ってたのにまさかこんなとこで負けるなんて信じらんないし、絶対かてるとおもってたから本当に悔しいです
ほんとは野球部のマネージャーなんて絶対にやりたくなかったし、マネージャーやるくらいなら自分がプレイヤーやったほうが良いと思ってたからまぁ私がこんなことやってるなんて自分でもびっくりです
休みとかぜんぜんないし、夏とかめちゃくちゃ暑いし、遠征とかだるいし、部室の掃除とか意味わかんないし、みんなもただただうるさいし、合宿とかただの召使いで、たまには一番風呂譲ってくれてもいいのにとか思ってても毎日最後だし
何回もやめてやるって思ってたけど………」
ヤバい………
三年間思い出してたら泣きそうになってきた
でもみんなのまえでは絶対泣かないって決めたから
空を見てごまかした
「りんりん泣くなって!!」
周りからは野次が飛んだ
「…………泣いてねーし!!」

