ここで打たなきゃ……
四番なんだから……
ネクストから打席に向かう爽と目があった
もしかしたら爽の最後の打席かもしない
「………爽!!絶対打ってっ!!」
これしか言えない
がんばれっていったってそんなの当たり前でしょ??
「わかったから
一発逆転な……」
もし爽がだめでも将悟が……
「なぁ……俺が今まで結果残せたりしっかり自分のバッティングができてるのって爽のおかげなんだよな
昔からずっと……
俺の前に爽がいるからこんな場面で回ってきても爽が俺の前に何とかしてくれる
爽でもだめなら俺ができなくても仕方ないって思ってた」
昔からこの二人は打順が隣同士だったんた……
でも将悟だって
「爽が打てるのも後ろに将悟がいるからじゃない??
それに将悟だってうてるんだから!!」
「もし今爽がだめだったら俺が決める!!」
そう言って将悟はネクストに向かっていった
打席の爽はなんだか遠い人に見えた
ワンヒットでももしかしたら同点
ツーベース以上なら確実
一球目は内角で爽はファールにした
次とその次はボール
きっと相手だって四番を抑えて一気に行きたいはず
その次はきわどいところだけどファールにした
次はボール
そしてフルカウント
そこから爽はまた粘っていた
わざと待ってるのかそれともボールが前に飛ばないのか……
爽はどっちなんだろう

