代打、俺!!




マウンドでは江田が渾身のピッチング

これ以上の点は許さなかった

みんなが守備から戻ってきて笠原のところに声をかけに行った


「俺がおまえを甲子園に連れてってやる!!」


康平が本気なのかふざけてなのかわからなかったけど笠原は嬉しそうだった



その後は両者ともに譲らず

どっちもピッチャーが粘っていた


その後試合に動きはなく9回に入った


九回の表

二点差で負けていてここで追いつかなきゃ試合終了


そしてグラウンドに響きわたったアナウンスに唖然とした


「ここでピッチャー交代かよ……」


マウンドに上がったのはさっきまでのピッチャーじゃなくてエースナンバー


「きっとなんかあるんだろうな……

夏の大会エースが先発したの1試合だけだったし」


そうなんだ………


それでも最後の締めはちゃっかりエースか……


最終回うちの高校は一番から


何とかつないで中軸に回したい

もっちが打席に入っていった


相手のピッチャーはやっぱり球が速い

エースナンバーだもんね……


もっちは初球は見逃しボール


「重そうだな

前にとばすのは難しそう……」

隣で笠原がつぶやいた


でも、もっちなら……