「おまえなにしてんの??」
え?なんで爽??
「別に
ってか爽こそなにしてんの??
早く寝ないと明日もうてないよ(笑)」
まぁ最後には良いとこ全部持ってったけど
「は??打ったから(笑)
………なんか緊張して寝れないんだよ(笑)」
爽でも緊張するの??
「え、緊張してんの??」
「なんでだろうな……
やっぱ最後だからかな
ってかおまえもそうじゃねーのかよ??」
まぁその通りなんですけどね(笑)
「あ、良いとこつれってやるよ」
爽が先頭を切って歩き出した
え、??どこ行くの??
ってかばれたらやばくない??
旅館をでて旅館の裏の坂道をどんどんあがっていった
少し行くと開けたところに出た
「なにここ……」
満開のひまわり畑ときれいな星
「昼間鬼ごっこして遊んでたら賢斗が見つけたんだよ」
鬼ごっこ??
あんたらなにやってんだよ!!
「ひまわりすごいね……」
みんなでかいんだもん!!
昼間だったらもっとすごく見えたのかな??
「おまえ明日誕生日だろ??」
…………誕生日??
あ、誕生日!!
忙しくて忘れてたよ
「爽なんで覚えてるの??」
「俺じゃねーよ!!
賢斗だよ(笑)」
じゃあ爽は忘れてたんだ(笑)
「賢斗チョー優しい……」
「だよな…
だからきれいだから凜にみせたいなーとか言ってた」
でも誕生日明日だし(笑)
「明日みせてくれてもよかったのに(笑)」
「だって明日早く起きないともう出るだろ??」
そっかもう最後だからそのまま帰るんだね
最後か……

