「なぁ??遊んでこーぜ??」
爽が急に公園の前で止まった
遊ぶってなにすんのさ??
小学生じゃないから(笑)
でも懐かしいね??
昔はここでいろんなことしたよね??
試合でエラーしたのが悔しくて爽を無理矢理つきあわせて練習したり
爽はチャリを置くと真っ先にブランコに向かっていった
ほんと何歳児だよ??
「あんなこと言ったけど、名前呼ばれるまで内心ヒヤヒヤしてた
もしかしたらベンチにすら入れないかもって思ってたから」
ブランコをこぎながら爽は言った
爽でもそんなことあるの??
そうなんて自信の固まりみたいなもんじゃん(笑)
「ほんとに??余裕だと思ってたんじゃないの??」
それにみんなだって爽がベンチにはいるのは当たり前だって思ってたと思うよ??
だって爽がセンターにいるだけでみんな心強くなるんだもん
監督だってわかってるはずだから爽は外さない
それでもほんとはわたしも不安だった
もしかしたらって思ってた
怪我は完治して調子は戻ってきたけどまだ本調子ってわけでもなくて前みたいには打てない
でも爽が抜けたことでみんながなんとかしようって前よりも打線がつながるようになってきた
それに爽が加わったら甲子園だって……
「………俺やめなくて良かった」
そうだよ!!
あんなとこであきらめるような奴じゃないでしょ??

