───────────カキーン!!
グラウンドに響いたのは鋭い金属音
そして私の手にはほとんど感触が残らなかった
打球は高く高くあがっていった
そしてグラウンドのフェンスを越えていった
うちの高校のソフト部のグラウンドはあまり広くない
ソフトのグラウンドちょうど一つ分だから
美波も柵越えはよくあるって言ってたけど……
「りーん!!!ナイス!!」
みんなが叫んでいる中を私は走った
途中でかっけや将吾を見ながら
ボールこえてったし、文句ないよね??
「み、水本……
ツーベースな??」
また三塁のところでかっけに止められた
はぁぁぁぁあ!?
「ふ、ふざけんな!!
あんた目ついてないの??
柵越えたんだからツーベースもなにも関係ないでしょ??」
「で、でも……
長打はツーベースまでって言われたし」
はぁ??
ふざけんなよ!!
「だって越えたんだもん
打球処理もなにも関係ないでしょ??」
打球処理があまりうまくないからツーベースで止められるならわかるけどさ
だって打球処理下手だとぜんぶランニングホームランだし
でも、越えたら関係ないじゃん!!
「園田!!
ホームランで良いぞ!!」
そのとき遠くから聞こえてきたのは監督の声
そっか、野球部の顧問だからソフト担当の先生だったんだ

