それからまたグラウンドのみんなに目を移した
いつもと変わらない光景
それなのに爽のことを考えると寂しく感じる
あれ??爽がいない
またサボリ!?
っておもったけど外がだんだん暗くなってきて部活も最後のミーティングをしているとき爽はグラウンドにやってきた
「よぉ!!」
そう言って手を挙げてやってきた
「もう終わるけど??」
「んなのわかってるよ
わかってて今来たんだから」
意味わかんないって
「だったら休めばよかったじゃん」
「俺だって休もうと思ったけど誰かさんを連れて帰んなきゃいけないし」
それって私!?
だから頼んでないんだって!!
「私のせいにするつもり??
ってか、今までなにしてたの??」
「病院行ってきた」
そっか……
いくら治っていても月1で爽は病院いってたんだ
「………そう
どうだったの??」
「どうってふつうだよ」
ふつうねぇー……
だったら練習してよ

